最終更新日: 2026年5月10日|執筆: 老人ホーム見学予約センター 編集部
夫婦で老人ホームに入りたいというご相談は年々増えています。当センターでは年間約180件の二人入居案件を担当。本記事では、夫婦入居の3パターンと、要介護度差がある場合の選び方を解説します。
結論: 同室・隣室・別棟の3パターンから状態に合わせて選ぶ
直答: 夫婦入居は、①同室(2人部屋)、②隣室(別個室で扉でつながる)、③別棟・別フロア、の3パターンが標準です。要介護度差・認知症の有無・プライバシーの希望で選び分けます。
3パターンの比較
直答: 同室は密度が高くプライバシー薄、隣室は適度な距離感、別棟は完全独立。月額費用は同室<隣室<別棟の順で高くなります。
| パターン | 月額(2人合計) | プライバシー | 向くケース |
|---|---|---|---|
| 同室(2人部屋) | 30-50万円 | 低 | 仲が良く介護度近い |
| 隣室+扉 | 40-60万円 | 中 | 適度な距離感希望 |
| 別棟・別フロア | 45-70万円 | 高 | 介護度差大・別生活希望 |
要介護度差がある場合の対応
直答: 夫婦の要介護度に差がある(例: 妻=自立、夫=要介護4)場合、別棟または別フロアで生活し、面会時間に交流する形が一般的です。同室にすると軽度側の負担が大きくなります。
要介護度差大のケースでは、軽度側を住宅型・サ高住、重度側を介護付き有料、と異なる施設タイプを選ぶ家族もあります。同じ施設グループの系列施設なら家族会議やレク参加で交流可能です。
認知症の有無で異なる対応
直答: 夫婦のうち1人が認知症の場合、認知症対応のグループホームと健常側のサ高住を組み合わせるか、認知症対応棟と一般棟を持つ大規模有料老人ホームに同居するパターンがあります。
認知症の方を別フロアに住まわせると不安が強くなることがあるため、面会・食事を一緒にできる動線が確保されている施設を選んでください。
夫婦入居の費用負担
直答: 2人合計で月30〜60万円が標準。年金で賄えない部分は預貯金からの取り崩しや、子からの援助で補うケースが多いです。
夫婦入居でも各人の介護保険サービス費自己負担は別々に発生するため、要介護度の高い方は当然費用が膨らみます。事前に5年・10年スパンの費用シミュレーションをしてください。
見学時に確認するポイント
直答: ①夫婦部屋の広さと設備、②要介護度差対応の事例、③一方が亡くなった後の取り扱い、④夫婦割引の有無、を確認してください。
- Q1: 2人部屋の広さは何㎡?(20㎡以上が快適)
- Q2: 要介護度差対応の過去事例は?
- Q3: 一方が亡くなった後、残された側は同部屋に住める?
- Q4: 夫婦割引はある?(月数千円〜2万円)
- Q5: 食事は2人一緒のテーブル?
FAQ
Q. 夫婦割引はどれくらい?
A. 施設により異なりますが月3000円〜2万円の割引が一般的です。長期入居では大きな差になります。
Q. 事実婚や同性カップルでも入れますか?
A. 施設の方針によります。多様性に対応する施設が増えていますが事前に確認してください。
Q. 一方が亡くなった後、残された側は退去?
A. 継続入居可能な施設が多いです。ただし2人部屋は1人部屋に変更されるケースがあります。
Q. 夫婦同時に要介護度認定が必要?
A. それぞれ個別に申請・判定されます。同時申請も可能です。
Q. 子が遠方で見守り困難ですが?
A. 夫婦入居は『お互いを見守れる』が最大の強み。子は月1回の面会で済むケースが多いです。
次に読むべき記事
出典: 当センター 2024-2025 二人入居案件 358件
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夫婦で入居できる老人ホーム特集を見学してわかる3つのこと
- 1スタッフの雰囲気と入居者との関わり方
パンフレットだけでは伝わらない、スタッフの表情・声かけ・入居者との距離感が見えます。働く人の質は、ご家族の安心に直結します。
- 2居室と共有スペースの清潔感・においの実態
介護施設特有のにおいの有無、トイレ・浴室の清掃状態、共有リビングの活用度。長く暮らす場所として "実際の生活感" を確認できます。
- 3入居者の表情とアクティビティ参加の様子
入居者が笑顔で過ごしているか、自主的に活動しているか、孤立している方がいないか。施設の本当の質は入居者の表情に表れます。
夫婦で入居できる老人ホーム特集入居までの流れ
- Step 1資料請求・お問い合わせ
本フォームまたはお電話でご連絡ください。当センターから24時間以内にご希望の見学日時等をうかがい、施設へお伝えします。
- Step 2見学・体験入居
実際に施設を訪問し、雰囲気・スタッフ・設備を確認します。多くの施設で複数回見学・1〜3日の体験入居が可能です。
- Step 3申込・健康診断
入居申込書の提出、健康診断書(直近3ヶ月以内)の準備。介護認定がある場合は介護保険被保険者証も。
- Step 4契約締結
重要事項説明・契約書の確認。月額費用・入居一時金の支払い条件・退去時の返金規定など、ご家族同席で確認することをお勧めします。
- Step 5入居開始
引っ越し当日からスタッフがサポート。荷物搬入・初期の生活環境調整までフォローいたします。
夫婦で入居できる老人ホーム特集よくある質問 (FAQ)
Q. 夫婦で入居できる老人ホーム特集の月額費用以外に必要な費用は?
Q. 体験入居は可能ですか?
Q. 認知症が進行しても住み続けられますか?
Q. 見学に家族で行けますか?人数制限は?
Q. 見学時に確認すべきポイントは何ですか?
夫婦で入居できる老人ホーム特集見学時にチェックすべき10ポイント
介護施設選びのプロが推奨する、見学当日に必ず確認したい10項目をまとめました。
- 1スタッフの表情と声かけ入居者への呼び方・目線・笑顔の有無を観察。スタッフが明るく挨拶する施設は職場環境が良く離職率も低い傾向。
- 2入居者の表情と活動度昼間の共有スペースで入居者がどう過ごしているか。会話・読書・テレビ等の活動が見られれば良好。
- 3居室と共有スペースの清潔感ニオイ・床・水回り・トイレを確認。清潔感は日常ケア品質の鏡。生活感のある自然な綺麗さが理想。
- 4食事の質と栄養バランス可能なら見学時に試食を依頼。減塩・刻み食・ペースト食など個別対応の幅も確認すべき重要ポイント。
- 5夜間の見守り体制夜間スタッフ人数・コール対応時間・夜勤体制を質問。介護付きでも施設により大きな差が出る項目。
- 6緊急時の医療対応提携医療機関までの距離・時間、看護師の配置時間、救急時の搬送フローを必ず確認。
- 7認知症進行時のケア継続進行した場合に住み続けられるか。退去条件があるなら明確に文書で確認しておくこと。
- 8月額以外の追加費用おむつ代・医療費・レク参加費・理美容代など、月額に含まれない費用を全部書き出してもらう。
- 9看取りと最期の対応方針看取り対応の有無と過去実績数。本人・家族の意向をどこまで尊重してくれるかを確認。
- 10家族との連絡頻度日常の様子をどう報告してくれるか。写真共有・面会方針・LINE連絡可否なども施設により異なる。
出典: 厚生労働省「介護施設選びのポイント」を参考に独自編集
介護施設選びでよくある5つの失敗と回避策
弊社相談員が3,000件以上の相談で見てきた、ご家族が陥りがちな失敗パターンをまとめました。
▸ 月額20万のはずが、おむつ代・医療費・付添費を加えると30万超えに。
▸ 入居後2年で要介護4となり、退去を求められて家族が大慌て。
▸ 夜間スタッフが1名のみの施設で転倒事故が発生し、発見が朝になった事例。
▸ 安いからと郊外を選び、家族の面会が月1回未満に。本人の精神状態が悪化。
▸ 見学1件で決めて入居後に他施設の方が条件が良いと判明、後悔。
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